東京MINATO CITY
国際音楽コンクール&ワークショップ
概要・募集要項
審査員

審査員長 篠崎史紀 (日本)
NHK交響楽団特別コンサートマスター。愛称 "まろ"。3歳より両親の手ほどきを受け、1981年ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾る。その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たしヨーロッパを中心にソロ、室内楽と幅広く活動。
1988年帰国後、群響、読響のコンサートマスターを経て、97年N響のコンサートマスターに就任。以来“N響の顔”として国内外で活躍し、ヨーロッパ公演では、The Classical Sourceより「コンサートマスターの篠崎は言葉にならないくらい神がかっていた」「篠崎のカリスマ的な姿は、銀白の鎧をまとった戦士のようでもあり、全てを統括していた」と評される。2004年より銀座・王子ホールでスタートした『MAROワールド』。このシリーズから弦楽合奏団「マロカンパニー」が結成された。これらの功績により、「2020年度第33回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。
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その他、1979年史上最年少で北九州市民文化賞、2001年福岡県文化賞、2014年有馬賞受賞。
WHO国際医学アカデミー・ライフハーモニーサイエンス評議会議員。
使用楽器は1727年製ストラディバリウス(株式会社ミュージックプラザより貸与)。
2024年4月、九州交響楽団ミュージック・アドヴァイザーに就任。
マーク・ゴトーニ (フィンランド)
フィンランドを代表するヴァイオリニストの1人であるゴトーニは16歳でA・チュマチェンコに才能を見出され単身ミュンヘンに移住、その後 S・アシュケナージにシカゴに招かれ、またザルツブルグにおいてS・ヴェーグのもとで研鑽を積んだ。
21歳でブラームス国際コンクールに上位入賞しデビューリサイタルをおこなって以来、ヨーロッパをはじめとして北米、南米、アジア、アフリカなど世界各国でソリスト、室内楽奏者として精力的に活動、過去にはミュンヘン室内管弦楽団、チューリッヒ室内管弦楽団、ヨーロピアン室内管弦楽団(音楽監督兼任)コンサートマスターも務めた。
母国フィンランドではラウマ音楽祭総監督をつとめ、現在もサボンリンナ・ミュージック・アカデミーの室内楽部門監督としてさまざまなアプローチでクラシック音楽の普及につとめている。
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「モーツァルト・ピアノ四重奏団」のメンバーとしてドイツMDG社と専属契約を結んで多数のCDをリリース、2018年第1回「オーパス・クラシック(The OPUS KLASSIK)アワード 室内楽部門 受賞。
シュレースヴィヒ=ホルシュタインやカザルス・フェスティバル(プラード、プエルトリコ)、クフモ、ボン・ベートーヴェンといった各国が誇る音楽祭や、またコンセルトヘボウ、ウィグモアホール、パラウ・デ・ラ・ムジカ、ヘラクレスザール、リンカーン センターなど世界の名だたるホールのコンサートシリーズに招聘されるなど活発な演奏活動の傍らで、ベルリン芸術大学ヴァイオリン科主任教授として後身の指導にも情熱を傾けている。
石川静 (日本)
半世紀以上に渡ってヨーロッパを中心に世界で活動するヴァイオリニスト。
4歳より才能教育でヴァイオリンの手ほどきを受ける。国内外のコンクールで多数の優勝を経て、1970年、中学卒業と同時に東京芸大客員教授としての任期を満了したマリエ・ホロウニョヴァー教授と共にチェコスロヴァキアへ渡り、同年秋よりプラハ芸術アカデミーで研鑽を積む。
1973年、ヨセフ・スークの代役としてチェコ・フィルと共演してデビューし、世界的に注目される。1976年、エリザベート王妃国際コンクール入賞。同年秋には「チェコスロヴァキア音楽祭」でチェコ・フィルのソリストとして日本デビューし、大成功を収める。
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その後も国内および海外でソリストとして絶賛を浴び、チェコ・フィルはもとより、ベルリン国立歌劇場管弦楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニーをはじめ、世界有数の著名オーケストラと共演。NHK交響楽団、日本フィルなど日本各地のオーケストラからも度々招かれる。ノイマン、スメターチェク、コシュラー、ヤンソンスなどの著名な指揮者をはじめ共演した指揮者は100人以上、レパートリーは協奏曲だけでも60曲におよぶ。
海外の多くの音楽祭に出演する他、“プラハの春”国際コンクール、コチアン国際コンクール、日本音楽コンクールなどの審査員も務める。
1997年からクーベリック・トリオにも加わり、ソロリサイタル、オーケストラとの協演、室内楽と様々な角度から音楽の本質を捕らえ、チェコを拠点に演奏活動を続けている。
収録活動にも注力し、スプラフォンから発売されたミスリヴェチェクのヴァイオリン協奏曲全8曲集に於いてゴールデンディスク賞を受賞するなど、海外・国内の数々のレーベルから40タイトル以上ものヴァイオリンレパートリーを音源に残している。
ヨシフ・イワノフ (ベルギー)
「印象的な権威と存在感を備えた奏者」(ザ・ストラッド紙、「明日のトップヴァイオリニストの一人」(ディアパソン紙)と称賛されるヨシフ・イワノフは、ベルギーのヴァイオリン奏者である。
アントワープの音楽家の家に生まれた。5歳の頃ヴァイオリン奏者の父に手ほどきを受け、ヴァイオリンを始めて6か月で父親の務めるオーケストラと共演して初舞台を踏んだ。8歳からリューベックでザハール・ブロンに師事]。さらに、ブリュッセルでイーゴリ・オイストラフ、ヴァレリー・オイストラフ、オーギュスタン・デュメイの各氏から薫陶を受けた。16歳でモントリオール国際音楽コンクールで1位、2年後のエリザベート王妃コンクールで第2位を獲得すると、すぐに演奏家としての地位を確立した。
ここ数シーズン、ヨシフ・イワノフは東京都交響楽団、日本センチュリー交響楽団、ボーンマス交響楽団と共演し、高い評価を得ている。
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2023-2024シーズンのハイライトには、ミッシャ・マイスキーとNDRラジオフィルハーモニーとのベートーヴェンの三重協奏曲、マルタ・アルゲリッチとのシューマン五重奏曲、ヴェルビエ音楽祭での室内楽演奏、パガニーニの24のカプリースの録音などが含まれる。
これまでにロンドン・フィルハーモニー管弦楽団など多くの世界的なオーケストラと共演している。
熱心な室内楽奏者であるヨシフ・イワノフは、ウィグモア・ホール、ザルツブルク・モーツァルテウム、ウィーン楽友協会、カーネギー・ホール、ラヴィニア・フェスティバル、パリ音楽院、フィルハーモニー・エッセン、ボン・ベートーヴェンフェスト、エルマウ城、エビアン&モンペリエ音楽祭、カルロ・フェリーチェ劇場、紀尾井ホール東京、横浜みなとみらいホールなどで演奏を行っている。
2008年からはエリザベート王妃音楽大学とブリュッセル王立音楽院で教鞭をとり、ヴァイオリン科の部長を務めている。
サニー・リー (韓国)
サニー・リーは、韓国において同世代の最も有名なヴァイオリニストである。
現在はソウル中央音楽院の最高経営責任者、アンサンブルMの芸術監督を務めている。
また、イプポリトフ=イワノフが設立したモスクワのロシア国立音楽院の名誉教授でもあり、韓国のイェウォン学校とソウル芸術高等学校の教員でもある。
ソウル国立大学校を卒業後、ワシントン大学で研究を続け、音楽芸術の博士号を取得しました。
サニーは、史上最も有名なバイオリニストの一人であるアイザック・スターンの最後の生徒。
サニー・リーは、ソリストとして、またアンサンブルMのリーダーとして積極的に演奏してきました。
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韓国室内管弦楽団、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、京畿フィルハーモニー管弦楽団、新東京室内管弦楽団、北京管弦楽団、ジュネス・ミュージカル・ワールド管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ポートエンジェルス交響楽団、ウィーン・モーツァルト管弦楽団、イギリスのスワン管弦楽団、バイロイト音楽祭室内管弦楽団、ルーマニア・コンスタンツァ・フィルハーモニー管弦楽団など、多くのオーケストラと共演する。
国内外で著名な教師であるサニー・リーは、米国のサミット音楽祭やマローストーン音楽祭、日本のアイザック・スターン音楽祭、米国のアイザック・スターン・カーネギー・ホール・ワークショップ、ブルガリアのヴァルナ国際音楽祭、日本の妙高弦楽セミナー、ツェル・アム・ゼー音楽祭、SCCヴァイオリン・フェスティバルなど、多くの国際音楽祭に教授として招かれている。
また、若い演奏家のためのチャイコフスキー国際コンクール、第19回ハチャトゥリアン生誕120周年国際ヴァイオリンコンクールの審査員、イザイ国際コンクールに招待されるなど国内外のコンクールで優秀な成績を収めた才能ある若いヴァイオリニストの指導にも熱心に取り組んでいる。
長原幸太 (日本)
5才よりヴァイオリンを始め、東京藝術大学入学。在学中、全額スカラシップを受けジュリアード音楽院へ留学。
幼少期より国内外のコンクールで数々の受賞を果たし、17歳で第67回日本音楽コンクール最年少優勝、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。
12歳で東京交響楽団と共演したのを皮切りに 国内の主要オーケストラ、小澤征爾、
秋山和慶、ゲルハルト・ボッセ等多くの名指揮者と共演。
日本各地の音楽祭に出演し好評を博す他、海外の多くの音楽祭にも招かれ、リサイタル、コンチェルト、室内楽コンサートに出演し、絶賛を博し高い評価を得る。
また、ドイツ ハノーファーNDR放送交響楽団にソリストやゲストコンサートマスターとして招かれ好評を博す。
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サイトウ・キネン・オーケストラや、東京春音楽祭、日伊国交樹立150周年記念ラヴェンナ音楽祭等で、コンサートマスターとして多くの名指揮者と共演。また、『被爆60年平和への祈り』等のチャリティーコンサートを主宰出演し、音楽を通したボランティア活動にも積極的に力を注いでいる。
音楽雑誌や新聞等の特集記事やインタビュー記事も多数。聖パウロ会発行「あけぼの」から執筆依頼を受け、平和へのメッセージが掲載されるなど多方面で活躍。
東京藝術大学の福島賞、大阪市の咲くやこの花賞、広島文化賞 新人賞、第21回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、エネルギア音楽賞など受賞多数。
大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスター、同首席コンサートマスターを経て、現在は読売日本交響楽団コンサートマスターを務める他、ソリスト、室内楽奏者として国内外で活躍中。
東京藝術大学、相愛大学、洗足学園大学の非常勤講師、各種セミナーの講師等、後進の指導も行う。
村上直子、小栗まち絵、工藤千博、澤和樹、ロバート・マンの各氏に師事。
イツァーク・ラシュコフスキー (ウクライナ/イスラエル)
国際的に有名なウクライナ系イスラエル人のヴァイオリニスト、教育者。テルアビブのサミュエル・ルービン・イスラエル音楽アカデミーで修士号を取得し、同アカデミーでヤイル・クレス教授に師事。ソリスト、室内楽奏者として多くの国で演奏。ロンドン王立音楽大学のヴァイオリン教授として、イツァーク・ラシュコフスキーは英国で最も指導的かつ人気の高い教師の一人である。彼のもとには世界中から生徒が集まり、国内外の多くのコンクールで優勝している。
ヨーロッパ、イスラエル、中国、日本、カナダ、米国でマスタークラスを行うほか、第12回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際コンクール(ポーランド)副審査委員長をはじめ、シオン・ヴァレー(スイス)、ヤンポルスキー(ロシア)、リピツァー(イタリア)、ハノーファー(ドイツ)など、数多くの国際コンクールで審査員を務める。
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イスラエルのキブツ・エイロンで開催される、才能豊かな若手ヴァイオリニストのための国際サマープログラムであるケシェット・エイロン・ヴァイオリン・マスターコースの創設者の一人であり音楽監督。また、ロンドン・ミュージック・マスターズの創設者および芸術監督でもある。
彼の記事やヴァイオリン作品の校訂は「ザ・ストラッド」誌に掲載されている。
1998年、音楽に対する傑出した貢献が認められ、チャールズ三世国王陛下(当時プリンス・オブ・ウェールズ)より王立音楽大学のフェローシップを授与される。